花粉症にお勧めの食材と漢方薬
花粉症(アレルギー性鼻炎、結膜炎)に対する薬膳は、体の「免疫バランスを整える」「炎症を抑える」「余分な水分(むくみ・鼻水)を減らす」ことを目的に食材を選びます。また、漢方薬にも西洋薬に加えて、または別の薬効で有効なものもあり、今回ご紹介いたします。あくまでも効果には個人によって差があり、食材によっては常用薬と相性の悪いものもありますので、必ず主治医と相談してください。
花粉症におすすめの薬膳食材:
初期の花粉症(寒タイプ)
水のようにサラサラした鼻水・くしゃみが多い → 体を温めて水分代謝をよくする食材。
生姜(しょうが):体を温めて炎症を抑える
しそ(大葉):抗アレルギー作用に期待
ねぎ:鼻づまり改善・免疫サポート
カレー、黒豆、ブロッコリー、カボチャ、キャベツ、鮭、鶏肉など
花粉症の悪化、慢性化(熱タイプ)
鼻づまり・黄色くてねばねばした鼻水
目のかゆみ・目ヤニ・結膜充血
肌のあれ、あかみ
→ 体の余分な熱や炎症を抑える食材。
緑茶:抗アレルギー・抗炎症作用に期待
れんこん:粘膜を強くする
大豆食品(豆腐、納豆など):免疫サポート
トマト:体の熱を取る
大根:炎症を鎮める
もやし、ほうれん草、ワカメ、昆布、クコの実、タンポポ茶など
体質改善(花粉症を起こしにくくする)
→ 継続的に食べると体質を整える食材
ヨーグルト:腸内環境改善 → 免疫調整(腸活で花粉症改善も期待できます)
山芋:粘膜を強くする
はちみつ:喉や粘膜保護
きのこ類:免疫力サポート
花粉症の時に控えたい食材:
冷たい飲み物(特に寒タイプ)
甘いものの食べ過ぎ
脂っこい食事
アルコール(炎症を悪化)
花粉症におすすめ漢方薬:
小青竜湯(しょうせいりゅうとう):
アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、くしゃみ、鼻水、咳、気管支炎に適応あります。
葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい):鼻づまり、副鼻腔炎(蓄膿症)、慢性鼻炎に適応あります。
辛夷清肺湯(しんいはいせいとう):乾燥した鼻づまり、副鼻腔炎(蓄膿症)、慢性鼻炎に適応があります。
荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう):副鼻腔炎(蓄膿症)、慢性鼻炎、ざ瘡(にきび)に適応があり、腫れと赤みを引かせます。
越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう):目のかゆみが強く、鼻水も多い場合に適応があります。
防己黄耆湯(ぼういおうぎとう):衛気(えき)とは体の表面を流れて、体を防衛しているバリア機能のことで、黄耆(おうぎ)はこれを高める作用があります。よう・せつ(皮膚炎)、多汗症、浮腫に適応があります。
