暑いときのクーリングにおすすめ食材
薬膳において体を冷やす食べ物は、特に夏の暑さや体調不良を和らげるために重要です。薬膳では、食材の性質を理解するために「五性」という考え方が用いられます。「五性」は単に食材の温度や味覚ではなく、体の内側から温めるか冷やすか、あるいは変わらないかを示す指標です。「五性」の考え方を活用することで、体調や季節に合わせた食材選びが可能で、「寒性」は体を冷やす作用が強い食材、「涼性」は体をやや冷やす作用がある食材。どちらも適切に調理し摂取することで、暑い季節や体が熱を持っているときに体の熱を穏やかに下げることが期待されます。
体を冷やす食材の例:
<寒 性>
ゴーヤ:
果皮が硬いため痛めてもビタミンCが豊富で、疲労回復や抗酸化作用(組織の保護)も期待できます。他のビタミン、ミネラル、食物繊維も豊富です。
トマト:
リコピンによる強い抗酸化作用で、紫外線対策や美肌、メタボリック症候群改善も期待されます。
*リコピンは、加熱したり油で調理した方が、吸収が高まります。また、朝に吸収がいいので、トマトジュースを朝食におすすめします。
レンコン(蓮の実):
生で摂取すると、熱を冷まし、血の巡りをよくします。ポリフェノールは、のどの痛みや鼻血など粘膜の保護も期待できます。
とうがん(冬瓜):
夏バテ、むくみ予防が期待できます。
スイカ:
清熱(体の熱を冷ます)、解暑(暑邪を取り除く)、利尿(水分代謝を促す)、除渇(渇きを癒す)という4つの働きを持つ、夏の養生(健康維持)にとって非常に有用な食材です。シトルリンというアミノ酸を含み、血の巡りもよくします。
バナナ:
栄養価も高く、便通もよくします。
<涼 性>
セロリ:
その独特の香りには、アピイン(フラボノイド配糖体)やセリネン(セスキテルペン、天然化合物)などが含まれ、イライラ解消作用や抗炎症作用が期待できます。
キュウリ:
体内の余分な熱をとり、余分な水分を排出し、むくみ予防が期待できます。
もやし(豆もやし、緑豆もやし):
熱中症、夏バテ、むくみ予防に期待できます。
レタス:
尿や母乳の出をよくし、イライラ解消も期待できます。
ナス:
夏バテ、食欲低下の予防に期待でき、ナスニン(ポリフェノール)が目の疲れにも期待できます。
ほうれん草:
内臓の働きを助け、血の巡りをよくします。鉄分が多く、貧血にも期待できます。
豆腐(冷ややっこ):
体を潤し、消化吸収がいいので、胃腸が弱った時には最適です。
梨(なし):
夏バテ予防、せき・たんを軽減し、口喝を防ぐことが期待できます。
緑茶:
頭痛、のぼせ、口喝の予防だけでなく、カテキン(ポリフェノール)により体力低下の予防や免疫力の維持に期待できます。
<サラダなどに使用する食材>
キャベツ:
ビタミンU(キャベジン)が含まれ、胃の粘膜修復や炎症抑制が期待できます。
*それぞれの食材は含まれている栄養素が微量であり、単独で栄養学的効果は期待できません。毎日いろいろな形でいろいろな食材と合わせて摂取することで、楽しい食事に一工夫がおすすめです。さらに、カリウムや一部のミネラル、ビタミンは薬剤との相互作用があるため、必ず主治医とご相談ください。

ChatGPTにて作成
参考:新版 毎日使える薬膳&漢方の食材辞典 坂口珠未著 ナツメ社
マンガと図解で身につく よくわかる漢方薬膳 柳沢侑子著 ユーキャン・自由国民社
心も体ももっと、ととのう 薬膳の食卓 川手鮎子著 自由国民社
